アパレルの株価2021

もくじ
・アパレルの株価 日本編
・アパレルの株価 海外編
・コロナ禍がもたらしたアパレル業界の不景気
アパレルの株価 日本編
2021年は2020年と同様「新型コロナウイルス」の感染拡大に伴った「緊急事態宣言」
人々の行動、日常は奪われ社会への影響は計り知れない事態へと突入しており、現在も厳しい状況が続いております。
不要普及の外出を政府からお願いされ、飲食店や観光産業は経済的に大打撃を受けました。
アパレル業界も同様、出歩く人が激減し、購買意欲とニーズ(出歩く事がないので洋服を着る機会が減る)が無くなり
各ブランドはあらゆる手段を公使していますが、苦渋の選択を迫れれている所だらけです。
飲食業界には助成金等が手厚く用意されていますが、アパレル業界にはなんの補償も(持続化給付金と雇用調整助成金はありますが)
ないまま、大きなメーカーや商社、ライセンスを持つアパレル会社はどんどん倒産が続き、その勢いは止まる事を知らないのが
現状です。
セールに至ってはセールをしたところで、顧客の確保及び売上は見込めず、泣く泣く在庫を手放すメーカーが後を経ちません。
シークレットセールや株主優待のセール(ファミリーセール)では開催すら出来ず(ソーシャルディスタンスが難しい為)
在庫を破格で手放すところも目立った2020年2021年です。
一方、オンラインショップでは売上をキープしているアパレル企業もあり、努力の末なんとか現状を身も耐えてる会社もあります。
Yahooニュースでも「青山商事早期退職者〇〇人」などリストラも廃業も目立つ昨今ですが、日本のアパレル会社の株価について
一部、調べてみました。
青山商事
冠婚葬祭のスーツでお馴染みの青山商事。最近では早期退職も募る中、株価はどうなっているのでしょうか?

2017年には1株4,000円だった青山商事。
コロナ突入時には700円台にまで下落し現在は800円台をウロウロしている状況です。
過去5年の株価チャートですが見事な加工トレンドを辿っています。
他にもチャートをご覧いただく事になりますが、アパレル業界は2018年から下落トレンドになっている事がわかると思います。
三陽商会

以前はバーバリーのライセンスを持っていた事で知られる三陽商会も2018年から下落トレンドが続いております。
1株3,000円台だった株価は現在700円台まで下落。
バーバリー無き後の厳しい経営状況は本社ビル売却後もコロナなどで改善が難しい状況にあります。
ワールド

タケオキクチなどを扱う会社。2018年に大きく下落していましたがリストラや早期退職等、企業改善をする中で2020年にV字回復を見せたワールドですが、コロナの壁は非常に厳しく1株2,500円あった株価は現在1,400円前後。
厳しい状況をどういう風に脱却するのか、経営手腕を見届けたい会社です。
右肩上がりの猛者 ユニクロの株価 ファーストリテーリング

この会社だけは別格です。
ZARAを抜きこの業界の中で世界一になったファーストリテーリング。コロナ禍でもその経営力は更に磨きをかけ
2016年、1株26,000円だった株価は4倍の上昇トレンドを形成し現在1株105,000円と世界を牽引するユニクロと
なっています。
様々な経営戦略と企業努力の末の結果ですが、こんな会社が日本のアパレル業界を救ってくれたらどれだけ日本のアパレル業界が
守られるか?ファーストリテーリングには独走するだけでなく、日本のアパレル業界蘇生プランを構築して頂きたいと願うばかりです。
アパレルの株価 海外編
日経平均株価、ダウ平均は30年来の高値更新を続ける中、海外のアパレル業界はどうなっているのか?
都市によってはロックダウンが行われ非常に厳しい状況が予測されていますが、1部抜粋してみましょう。
LVMH ルイヴィトンモエヘネシー

言わずと知れたルイヴィトングループの株価です。多くのブランドが傘下にあるルイヴィトンモエヘネシー社ですが、このチャートを
見る限り、上昇トレンドが続いております。
ハイブランド市場はコロナ元年には影響がありましたが、そこも見事に乗り越え再度、押し目をつけて上昇トレンドへと続伸しています。
ティファニー買収など話題の多いLVMHですが、益々その価値を高める戦略は続くでしょう。
ケリング

グッチグループでLVMHに続く世界アパレルの代表でもあるケリンググループですが、2020年には確かにコロナの影響もあり値を下げましたが、ドラえもん✖️グッチのコラボが世界的ヒット!!YouTuberのヒカキンや多くのタレントさんの愛用もSNSやTVで見られました。
人気の高いブランドを傘下におくケリングも引き続き上昇トレンドが続くのでしょうか?
世界のファストファッション H&M

世界的ファストファッション「H&M」ですが、日本のアパレルと同様2017年から下落トレンドに突入しコロナ直前までに復活の兆しが見えたと思いましたが、コロナの影響を受け再び下落トレンドへと突入しています。
しかし、底堅いチャートはその後2021年の現在までV字回復を遂げ、2020年の復活した所まで戻そうと努力しています。
こういったファストファッションの上昇トレンドが世界のアパレルを牽引して欲しいです。