smart最新号 カルバンクライン ck

もくじ(目次)a table of conents
・smart2月号で特集されているカルバンクラインをご紹介
・カルバンクラインをご紹介
・ラフシモンズ無き後のカルバンクライン
smart2月号で特集されているブランド「カルバンクライン」のご紹介
90年代、メンズシーンで衝撃を走らせたアンダーウエアが登場しました。メンズの下着シーンに置いて大革命を起こしたのが「カルバンクライン」のボクサーパンツです。メンズの下着業界に置いて、トランクス1強だった90年代までの常識を腰ばきして下着を見せる「見せパン」としてボクサーパンツがカルバンクラインからリリースされ爆発的人気アイテムとなり世の中でボクサーパンツがメンズ下着の新定番になりました。そしてメンズの香水業界でも「 ck ONE」ckワンと言う柑橘系の香りがする香水をリリースし(これも90年代)一世風靡しました。
そんな仕掛け上手なカルバンクラインも人気定番となり不動の地位を確立しまいした。
それから15年の歳月を経てカルバンクラインはデザイナー(チーフクリエイター)にラフシモンズ(2016年)を就任させ話題をさらいました。

ディオールからカルバンクラインに移ったラフシモンズは下降気味だったカルバンクラインを再ブレイクさせると誰もが思っていました・・・。業界のプロ目線では好感触だったラフシモンズが手掛けるカルバンクライン・・・しかし一般顧客とのイメージ乖離(かいり)は埋まる事なく業績悪化(これには経営側CEOとデザイナーのラフシモンズの壮絶な戦いがありました)に伴い2018年惜しまれながらラフシモンズはカルバンクラインを去って行きました。業界のプロはラフがカルバンクラインを去る事をとても残念に思ってます。
私自身、ファッションにのめり込んだきっかけがベルギー出身のデザイナーでした。マルタンマルジェラを始めとするアントワープ出身デザイナーが大好きでした。ジャポールゴルチエ・ドリスヴァンノッテン・・・世界のファッションに多大なる影響を現在も与え続けています。
今回は90年代に爆発したカルバンクラインのアンダーウエアや香水、そしてアパレルを出来る限りご紹介致します。中にはラフシモンズが手掛けたアイテムも出てくるかもしれませんのでよろしければご覧ください。
カルバンクラインをご紹介
90年代一世風靡したボクサーパンツ


男性のアンダーウエア概念をぶち壊したカルバンクラインのボクサーパンツ。日本の男性はカルバンクラインに感謝して欲しい。カルバンクラインが日本にボクサーパンツを販売しなければ今でも男性下着は「ブリーフ」or「トランクス」の2択だったと思います。そんなボクサーパンツは
1、ブランドロゴを見せる様にパンツをずらす(いわゆる腰ばき)
2、まずはモードなカラーから(グレーが爆発的人気だった)取り入れる
東京の街中がカルバンクラインのボクサーパンツだらけ(芸能界も含む)でした。今はカラーバリエーションも豊富になり、昔よりはローライズな設計で販売されています。安定の履き心地と履いてて何故か得られる安心感は唯一無二のアンダーウエア。男性の永遠の定番として頑張って頂きたいアイテムです。
カルバンクラインの香水 ck ONE

この香水が世の中で出回ってたのはボクサーパンツが流行ってすぐ90年代後半。柑橘系の香りは男性香水では少なく、瞬く間に大人気商品となりました。今の30代後半〜40代の男性のご自宅にCK ONEは空びんも含めてあるのでは無いでしょうか?それぐらいブームになった(今も安定して売れてるそうです)香水です。この匂いを嗅ぐと当時の思い出も蘇ってきます!!
カルバンクラインのアパレル アウター
カルバンクライン ジャケット



バッファローチェックは昔、ブレイクしましたが再ブレイク中。大きめデザインが多いバッファローチェックのアウターですがカルバンクラインはとてもキレイなシルエット。ブルゾンタイプなのでシャープな着こなしを演出してくれます。
カルバンクラインのボアデニム



カルバンクラインでは定番のデニムボアジャケット。アメリカブランドとは異なるシャープなシルエット。ボリュームあるボアは防寒性に優れ着こなしのアクセントにもなります。
カルバンクラインフーデッドパーカー


ナイロンのフーデッドパーカーは使い勝手良いアイテム。シックなブラックベースに「ck」ロゴがとてもオシャレです。シンプルですが存在感抜群のアウターは3シーズン使える便利なアイテムです。
カルバンクラインのテーラードジャケット




シックでシンプルなテーラードジャケットは2019年モデル。細身のキレイなシルエット、シンプルなデザインは飽きが来ず、今年人気のタートルネックとも相性抜群です。
カルバンクラインのボトムス・パンツ




バレンシアガやオフホワイトなど色々なブランドがフロントにブランドロゴを露出さしていますが、カルバンクラインもボクサーパンツのごとく、ラインパンツにロゴがビッシリプリントされています。キレイなシルエットは勿論、存在感あるパンツは1本あるとコーディネートの主役になってくれます。
カルバンクラインのスラックス



ビジネスシーンにぴったりのグレーのスラックス。シルエットの美しさは勿論、グレーのスラックスは1本あるだけで大活躍間違いなしのアイテムです。
カルバンクラインのトップス



わかりやすいロゴトレーナースウェットです。90年代にも流行った記憶(Tシャツやパーカーも含め)がありますが、今見ると「今っぽい」印象に変わります。1枚でサマになるアイテムです。


ラインにブランドロゴがカッコイイTシャツは1年を通して大活躍してくれます。モノトーンカラーも好感があり、一瞬でインパクトを与える賢いアイテムです。
ラフシモンズ無き後のカルバンクライン

上記の通りである。アパレル戦国時代の昨今、カルバンクラインもその痛手は深そうだ。既存のブランドが現状維持や蘇生する事の難しさは私も長い目線でアパレルに携わっているので理解はしているが、悲しいニュースだと思う。これを踏まえて「ファッションを純粋に楽しめる」「オシャレと日常」に付加価値と喜びを与えれる状況や時代を築いて参りたい。